沿革

日本キリスト教団 上諏訪教会略史(1906~2018)

 当教会は1906年「東洋宣教会諏訪福音伝道館」として上諏訪の地にスタートいたしました。以来、ホーリネスの伝統に立つ教会として福音主義に立脚する信仰を大切にし、この地で伝道に努めてまいりました。現在では日本基督教団に属する教会として、教団に属する諸教会と連携を保ちつつ、より広い視点に立ち、教会形成ならびに伝道に努めております。

「年史概略」

開拓と教会形成

1906 「東洋宣教会諏訪福音伝道館」発足。

     4月、東洋宣教会キルボルンが通訳車田秋次を伴い上諏訪へ。樋口為之助・てう

     夫妻を訪ね、上原甲子次郎宅にて伝道集会を開く。

1914 高橋俊三牧師着任。

1917 「東洋宣教会上諏訪ホーリネス教会」と改名。

1921 諏訪市弁天町に会堂新築。

1925 下諏訪製糸工場への伝道開始。

1930 「豊田ホーリネス教会」設立。「下諏訪ホーリネス教会」独立。

分裂と弾圧

1933 中田重治監督・夫人は既再臨説に立ち、五教授の委員会側は未再臨説をとった。

1934 「上諏訪聖潔教会 監督派」、「上諏訪聖教会 委員会派」、「東洋宣教会きよめ

     教会伝道所」の3派に分裂。

1941 日本基督教団第六部に「日本聖教会」、第九部に「きよめ教会」として合同。

1942 ホーリネス系の教会として治安維持法におり弾圧、解散。

1943 佐藤福雄(聖潔教会)、池田政一(聖教会)両牧師検挙。

     樋口夫妻宅で主日礼拝を続行。

教会の再建

1945 北京から引き揚げた成沢文寿牧師、社会館にて復興聖会を開く。以後樋口家で礼拝

     を守る。

1946 「日本基督教団諏訪弁天町教会」復興。発会式を林正二宅で行う。

1947 大手町、小林金之助兄の服装学院にて礼拝をおこなう。

1949 「日本基督教団上諏訪教会」と臨時総会で改名。河西匡利宅で礼拝。

1950 丹羽かめ伝道師着任。

1952 大手町 白山服装学院買い入れ。現在地を手に入れる。

1956 小野成男伝道師着任。14年ぶりに専任者が与えられた。

教会の発展

1960 西川博彬伝道師着任。CS,中高生会をはじめる。

1962 佐藤ハツ伝道師着任(第16代牧師)。

1971 西川博彬牧師 主任牧師となる(第17代牧師)

     「上諏訪教会六十五年史」発刊。

1974 佐藤ハツ牧師隠退、名誉牧師となる。教会土地(現在地)購入。

1978 教会誌「いずみ」誌、第一号発行。

1983 北野建設と「工事請負契約書」署名。3月起工式。11月献堂式。

     記念礼拝説教者 小田島嘉久牧師(青山学院短大、下石神井教会)。

1987 ホーリネスの群教会連合教団離脱の際、上諏訪教会は教団に残留。

1994 創立90周年記念事業として、教会墓地完成(富士見町丸山公園墓地)。   

2006 創立100周年記念礼拝 説教者 石川栄一牧師(日本聖書神学校 北本教会)

     創立100周年記念感謝会 RAKO華乃井ホテル

教会の成長

2008 鈴木佳子牧師就任(第18代牧師)。

2009 毎年の夏季講演会を定例化、多彩な講師をお招きし、信仰の豊かさと多様性を学

     ぶ。また、その後の修養会で理解を深める。

2018 永瀨克彦伝道師就任(第19代牧師)。現在に至る。